2009年05月13日

いただきます


『いただきます』

 食事のときのご挨拶、元気に子どもたちが

”いただきます”といって、箸をとる風景を

みなさん、みていますか、

大人も、当然、子どもたちの模範にならなければ
いけないでしょう。

 そして、食事のあとには、

”ごちそうさまでした”と、挨拶します。

私の故郷では、

”いただきました”でしたけど。

日本の文化、慣習において、
食事は、挨拶にはじまり、挨拶でおわるものです。
そこには、食事を用意してくれた方や、
食材を用意してくれた方や、
食材そのものへの感謝の気持ちが込められているのです。

日本の食文化には、お膳というものがあります。
これは、それぞれ、ひとりひとりの為に、
食事を用意するというものです。
食の多様性に対して、きちんと個々の食に対応したものを
出して差し上げられる。
そして、無駄な食をつくらない。
残さず食べられるものを、ひとりひとりに合わせて
出すことのできる文化であるといえるでしょう。
多様な食文化、食習慣の人が、一緒に食事をするときに、
大皿でみんなでというのでは、難しい問題も起こりますし、
残ってしまうものも出てくることになるでしょう。
お膳という食の形式では、そんなことは起こりません。
まさに、食を大事にすると同時に、
個人個人の食文化を尊重することのできる形式であると
いえるのではないでしょうか。

日本の食文化として、和菓子があります。
和菓子は、まさに、菜食菓子です。
原材料は全て植物性のものであり、
見た目でも楽しめて、食しても楽しめるという
素敵なものになっています。
健康にもよいし、もっと見直されていくべき
ものであるといえるでしょう。
最近は、残念なことに和菓子の形をしているのに
動物性の食材が入っているものがあります。
哀しい気持ちになってしまいます。
西洋和菓子とでもよんだほうがよいのかもしれません。

そして、鎌倉時代より、築かれていった食文化として
世界に誇れるものとして、精進料理があります。
動物性の食材を一切使わず、
彩りも味わいも豊かな菜食料理です。
今や、世界中より注目されている日本の食文化のひとつで
あるといえるでしょう。
そんな凄いものなのに、日本のなかで、
精進料理を扱う飲食店やレストランが少ないのは
哀しいことですし、残念なことだといえるでしょう。
飲食業を営む人には、もっと日本の伝統料理や、食文化に
目を向けて欲しいと思います。
そして、そんなメニューを、少しでも取り入れて欲しいと
願ってやみません。

日本では、食の地産地消は、当たり前のことでした。
そうでなくなったのは、戦後のことでしかありません。
戦後の誤った政策を見直し、日本の良き文化を
取り戻して、未来をより良きものにしていって欲しいと
願ってやみません。
そして、日本の市民のひとりとして、
出来ることで、協力していけたらよいなと思います。


多様な食文化・食習慣を有する客への対応マニュアル
http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/sangyou/taiou_manual.html
「いのちの食べ方」
http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
「食の未来」
http://syoku-no-mirai.net/
「おいしいコーヒーの真実」
http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/
日本ベジタリアン協会
http://www.jpvs.org/
http://www.jpvs.org/v-info/IVU/ivunews.htm
『Choices for Tomorrow (CFT) / あしたへの選択』
http://ashitaenosentaku.org/
「肉の消費減らせばCO2削減」 IPCC議長が提言
http://www.asahi.com:80/eco/TKY200809080055.html
「肉食をやめ菜食主義になれば、温室効果ガス排出量を大幅削減できる」
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2511945/3268781
posted by 清水の伏竜. at 04:52| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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